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琳派

新日曜美術館の琳派を見ている途中のメモ

川瀬敏郎:花人、京都出身

花は宗達、光琳の時代に多く用いられるようになった。中世は花が呪術などさまざまな制約を受けて、観音の絵を掛けたら柳を生けなければならないとか(?)多くの約束事、宗教色があったが、近世になると制約がとれて、自由に対話できる、花材として身近になった時代だった。

酒井抱一の句

銀のうみを 渡もや 冬の月
(わたるもや)

冬の空気の中、月明かりのもと、海が銀色に輝いている。そこは夜ではあるが暗闇ではない。明かりはあるが強く輝いてはいない。どこか悲しく、澄んだ静寂が支配する世界。

この句作の後に光琳の「波図屏風」に触れ、長年温めてきた心象風景に出会った。イメージが噴き出してきた。

by kobefun | 2008-10-22 02:08 | TV  

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